骨の役割を知っていますか!?
前回までは美容についてお伝えしてきましたが
今回からは『骨』について
詳しくお伝えしていきます。
まず第1回目は骨の役割について・・・・
《骨の役割》
骨は
*頭、顔、胸、背中に80個
*左右の腕、脚に126個
合計206個あり
体重の約15〜18%を占めています。
そして全身の骨のおよそ4分の1にあたる
54個が両手にあります。
つまり、人間にとって手の動きが
とても大切だということが分かりますね。
では、これらの骨にはどんな役割が
あるのでしょうか?
詳しく見ていきましょう。
◎体を支える
背骨は1本の骨ではなくて、
ブロックの形を小さなたくさんの骨が
いくつも積み重なってできています。
さらに、ゆるやかなカーブを描いているため
バランスを保ち、体を支える事ができるんです。
また体の重さを支え、動きによって
生じる衝撃を吸収するため
足の骨は、アーチ型の橋のような形になっています。
◎体を動かす
*歩く、走る、蹴る、跳ぶ
*階段の昇り降り
*物を拾う、投げる、運ぶ
*泳ぐ
と言った体の動きは筋肉が収縮し、
その筋肉が付いている
骨が動くことによってできます。
◎内臓を守る
*頭蓋骨
脳を守るヘルメットのような役割
*背骨
脳からつながる神経を守っています。
分かりやすく言うと
鉛筆の芯を囲む木の部分のような
感じでしょうか。
*胸骨と肋骨
鳥かごのような形をしていて、
肺や心臓、大きな血管などを守っています。
◎血液成分を作る
骨の中心部では
血液の主要な成分である
『赤血球、白血球、血小板』がつくられます
つまり背骨は、大切な血液の成分を
作り続ける精密機械工場のような役割を
持っています。
◎カルシウムの貯金箱
骨は、カルシウムの貯蔵庫としての役割もあり
カルシウムをたくさん蓄えています。
カルシウムは体内で作れないので
食べ物から摂取する必要があります。
またカルシウムの99%は
骨や歯の形成に使われていて
血中のカルシウム濃度は
常に一定に保たれる必要があります。
そのため
血液の中のカルシウムの量が増えると、
カルシムは血液中から骨の中に蓄えられます。
逆にカルシムが減ると、
カルシムが骨から溶かし出され、
体の各組織へと運ばれていきます。
つまり骨の貯蔵量が少なくなると、
骨はスカスカになってしまい
もろくなり骨粗しょう症になります。
このように、体に大切な働きをする
カルシウムの量を調節しているのも
骨の役割になります。
骨には色々な役割がありますね。
次回は骨の生まれ変わりや
骨粗しょう症について
詳しくお伝えしていきたいと思います。
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